19歳(満17~18歳)の良家の子息がピストル殺人

1946年11月06日 (昭21)
京都府
死者:1人
 東京都田園調布の元区議会議長宅で、慶応義塾専門部2年生(20)がピストルで撃たれて殺された。
 この慶応2年生はうどん粉をモルヒネと偽って友人に6万8千円で売る計画を立て、知り合いの21歳の男に話を持ちかけた。ところがこの男は友人の旧制高校生(いずれも19)2人に計画をばらしため、旧制高校生2人は反対にこの慶応生を脅して儲けようと岩波文庫を新聞紙に包んで現金に見せかけもう一人の女と3人で慶応生の自宅を訪れた。拳銃で脅したが逆に慶応生が飛び掛かってきたため撃ち殺した。
 皆裕福な良家の子息で生活には困っていなかったが、ダンスホールなどで遊び歩いて金につまったため闇商売をしていた。この年の国家公務員大卒初任給540円。
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