19歳が一家四人皆殺しで死刑判決を受けるが冤罪

1950年05月07日 (昭25)
東京都
死者:1人
 千葉県東葛飾郡で、何者かが闇ブローカー宅に押し入り、主人(33)、妻(30)、長男(5)、次男(2)らの頭をナタのようなもので殴って一家四人を殺害して逃走した。11月27日に599人目の容疑者として店員(19)が逮捕され、否認を続けたが拘留107日目に現金二千三百円を奪ったと強盗殺人を自白した。公判でも自供は拷問によるものと無罪を主張し、昭和32年7月に死刑を求刑された被告としては異例の保釈となったが、昭和33年9月に千葉地裁は死刑判決。昭和36年5月30日に東京高裁は自白の任意性に疑問があるとして無罪判決を出し、そのまま確定した。一日最高四百円、合計136万5千6百円の刑事補償を行う決定が出された。
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