高校教師が無謀登山で生徒2人を転落死させる

1952年06月28日 (昭27)
東京都
死者:1人
 北海道空知郡の芦別岳で、道立芦別高校教師(26)が山岳部生徒6人を率いて登山したが、ザイルも無しに80度以上の絶壁を登って2年生(17)を250メートル下に転落死させ、救助活動をするどころかそのまま登山を継続して別の2年生(17)を同じ地点で転落死させ、他の生徒とともに絶壁の上で動けなくなり、下山に成功した生徒2人の通報で翌朝救助、業務上過失致死で逮捕された。
 東京教育大学山岳部出身で登山の知識豊富と吹聴していたがじつはほとんど経験がなく、なんの道具も準備もせずに登山して道に迷い、絶壁でも引き返さずに安易に強行したもの。
 禁固6ヶ月を求刑されたが、批判を受けて居づらくなって学校を転々とするなど社会的制裁を受けているとして地裁は3万円の罰金刑判決でそのまま確定。山の遭難で責任者が起訴され有罪となったのは初で、『週刊朝日』昭和30年7月17日号など判決には登山界からも批判が多く出た。
感想・口コミ
出来事を検索する
検索するキーワード 表示結果
検索期間
日 ~
エリア
死者数
ジャンル指定