車走らせ特飲街参り 東京に修学旅行の高校生 読売新聞引用

1953年06月17日 (昭28)
東京都
 修学旅行シーズン最盛期の五月、地方から東京に修学旅行に来た一部高校生が華やかな盛り場の雰囲気で解放的になってか、目に余る行動に出る。浅草新吉原特飲街に夜九時ともなると、制服、制帽をボストンバッグにしまい込んだ地方高校生がタクシーや輪タクで乗りつけてくる。そして夜遅くまで脂粉と矯声の中を酔ったように歩き回っている。たまたま登楼したある高校生が、近くに住む知り合いに見つかったという事実も話題になっている。
 五月中旬、四国からの高校生五人(いずれも十五、六歳)が夜十時ごろ、浅草龍泉寺の居酒屋にタクシーで乗りつけ、ビール半ダースをあけ、外国タバコをふかし、あげくの果ては同席の女性(21)にふざけかかった。また、浅草六区の書店では、上京中の生徒によるエロ本の立ち読みがあとを絶たない。店主が注意すると「本を買いさえずればいいんだ。文句をいうな」と食ってかかる始末。このほか、あくどい広告につられストリップ劇場を軒並み見て歩くものも。このような傾向は地方の生徒ほど強く、とくに農村の生徒たちは性に対し極端に大胆になる。
 では、東京の高校生の修学旅行ぶりはどうか?都教育庁の話では「特に風紀問題では万全」とのことだが、この年の九月、東京渋谷のA高校生十数名が修学旅行の途中、上野駅まで見送りに来た女学生の一人にキッスを強要、補導される事件が起きている。(読売6.17)
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