大半は高校生 青函管内定期券の変造 読売新聞北海道版引用

1955年02月13日 (昭30)
青函局では最近列車通学の高校生のうち定期券を変造して不正乗車する者が急増しているので、監視を厳重にするとともに強硬手段をとることになった。定期券の不正使用は昨年十一月までは月四、五件どまりであったが十二月九件一月は十件と倍増、ほとんどが高校生で占めている。「家庭の貧困から」が一、二あるが大部分は親からもらった定期券代を小遣い銭にかえ窮余の末に定期券を盗んで名義を書き替えたり、期限が切れた定期券の日付を変造するなど悪質なもの。
鉄道側は営業規則違反で追徴金を請求、月賦支払で解決したのもあるが、まだケリがつかぬものが十件もあり「民主主義の世の中だから、子供がやった事は子供が責任を負うべきだ」といってつっぱねている親もいる。
▽上磯町から函館の某高校に通学する学生(一七)は昨夏列車内で同町○○さん(五九)のフロシキ包から定期券を盗み、名義を書き替えて使っていたことがわかり追徴金二万六千八百円を請求され保護者が分割払することでケリがついた。

▽亀田郡○○村○○の高校生(一八)は桔梗-大野間の定期券を函館-大野間に変造して使用していたが先月九日つかまり追徴金二百円を要求された。ところが父親は「民主主義の世の中で子供のことは子供が」というわけで応ぜず函館簡易裁判所に持ちこまれている。
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