高3が強盗殺人未遂

1955年02月19日 (昭30)
福島
死者:1人
 福島県会津若松市で朝10時、高校3年生(18)が質屋に押し入り、主人の長男の妻(30)の頭をいきなり日本刀で2回切って1ヶ月の重傷を負わせ、主人の妻(55)の頭を日本刀で3回切って2ヶ月の重傷を負わせ何も盗らずに逃走、翌日強盗未遂と傷害で逮捕された。大沼郡の農家の四男だが学校に通うためひとりで会津若松市に下宿していた。下宿の主人にあいさつもできないほど無口でおとなしい性格で、部屋に閉じ籠もって勉強して成績は優秀だったが、ダム補償で多額の金が入り、去年の暮れから不良10数人が試験勉強と称して入り浸って酒を飲んで女子高校生もまじえて桃色交遊に耽るようになった。大卒銀行員初任給5,600円の時代に8千円の仕送りをもらっていたが、風俗店やパチンコで足りなくなり、日本刀を質入れしようと何軒も廻ったが断られたため金を強奪しようとしたもの。
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