26歳が一家4人皆殺し

1956年07月11日 (昭31)
広島県
死者:1人
 愛知県豊橋市の自宅で、神社に勤める神職(26)が、母親(66)、妻(31)、長女(3)、次女(1)を殺害して逃走、「14日の午後10時に淡路島で自殺する」という手紙を中日新聞へ送り、7.18夜に神社拝殿で首吊り死体が発見された。所持金1万2千円を使い果たし淡路島の山中三日間彷徨ったあげく7.18朝に死んだらしい。一家全員死んだのでくわしい事情は判らないが、愛知県警は「産みの親、罪のない我が子までも殺し、しかも逃走中、新聞に投書するなど」の点から性格異常者の英雄気取りの犯行と断定した。
手紙全文
「敗者は多くを語らず御貴社に予の最後の心境を送る、予は小池町宇都野正なり,予は一家をあの様にせり、しかし世間の目はいたずらに予の「そこう」を非なんす、なんとでも言へ、神仏あらんか魂後世にのこらんか、予がうらむであろう、すべての人は思い知らすべし、御貴社のみに予の最後の場所を言ふ、予は淡路島の中央広田と言へる所で死体となり発見せられるであらう、予の逃走経路は名古屋-大阪-姫路-広島-下関-明石-そして夢地へ、予は残念だ、(一字消す)けいさつの馬鹿に知らすな、自さつは七月十四日午后十時の予定、ブロバリン六十二、ブロール五十をのみのち首をつるつもり、御貴社の発展を祈り正かくなるキジをたのむ 魂去りて うらむべきもの あらんとて 風もなぎねば をさまりもなし   宇都野正
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