18歳が川口松太郎を脅す

1957年05月07日 (昭32)
京都府
 東京都文京区の作家の川口松太郎宅に「我々は仁義の世界に住むものだが、社会の流れとともに世のすみに追ひ込まれた。子分たちを見殺しにはできない。現金3百万円を持ってこい。こなければ第一番に貴様の子供、二番目に貴様の命をいただく。三番目には家を時限爆弾で爆破する」という脅迫状が届き、15日に指定場所で待っていると、少年(18)が受け取りに現れたので近くをうろついていた会社員(21)ともども逮捕された。
 主犯の会社員は女との手切れ金欲しさに新聞の長者番付に載っていた川口松太郎を脅すことを思いつき、この日に少年を誘ったもの。
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