ふえるデパート内の少年犯罪 毎日新聞引用

1957年05月07日 (昭32)
京都府
 警視庁少年課の調査によると、前年1年間、東京都内主要デパート14店の店内で罪を犯した青少年は4143人(うち女1907人)にのぼり、成人も含めた犯罪の3分の2に達している。内訳は万引4079人、スリ49人、置引10人など。犯罪少年の75%が生徒で、下は小学2・3年生から始まる。盗品は小学生の場合、おもちゃ、文具、菓子、中高生は万年筆や本。一般少年は手袋、靴下、少女では下着、化粧品、アクセサリーが多い。
 華やかな販売競争で少年たちの購買欲をそそり、商品も自由に手で取って見られるため、自制心の弱い少年少女がつい悪に手を染めてしまう。デパート側は顧客本位のため、捕まえた少年たちのうち660人を警察に引き渡しただけで、残りの少年は注意だけで帰宅させている。デパートの被害は300万円という。
(毎日新聞5・7)
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