中4らが校長に反対して大暴れ

1927年04月27日 (昭2)
東京都
千葉県夷隅郡の県立中学校で、4,5年生(18)が寄宿舍の窓ガラス百数十枚を割るなど大暴れして逮捕された。校長の自由教育によって水戸高等学校などに1人も合格者を出せなかったため、校長を更迭するように知事に陳情して街中でデモ行進をしようとしたが警官隊に防止されたため激昂したもの。リーダーの5年生5人が退学処分、8人が停学処分。

 軍事教練助手の特務曹長が煽動していたことが発覚し、辞表提出を迫ると校長と教頭に殴りかかった。5.19には5年生数十人も校長室に乱入して校長と教頭に暴行を働こうとし、教師2人を殴った。

 校長は6.11に辞職して最後に生徒を集めて「生徒諸君は今回の事件で理解を失った、言い換えれば動物と同じである。私は去年の今頃着任の際諸君に日本一の中学校とすることを契言した。今同じ日本一でもこんな結果を生んだことは悲しいことだ」と語った。(演説内容は東京日日新聞千葉版引用)
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