共学嫌い三人娘の就学拒否する父親に有罪 毎日新聞引用

1957年09月19日 (昭32)
新潟県
 「男女共学は子供を不良にする」と三人娘を小・中学校に通学させなかった父親が最高裁で有罪となった。この父親は新潟県の機械工具ブローカーMさん(51)で、「私の長女(21)、次女(19)は親を捨て現在行方不明になっている。この原因は男女共学で不良になったからだ。私が有害な場所と信じているところにどうしても行かせられない」と三女(15)、四女(13)、五女(10)、の娘三人を30年11月から翌年7月の間、通学させなかったもの。
 新潟県教委の再三の勧告を無視したために告発され、一審の地裁で罰金1000円、執行猶予2年の判決を受け控訴、二審の東京高裁で棄却され最高裁に上告していた。児童の就学義務違反事件を最高裁にまで持ち込まれたのはこれが初めて。
(毎日新聞9・19夕刊)
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