女教師、宿題忘れた生徒の教科書焼く 毎日新聞引用

1958年11月04日 (昭33)
東京都
 東京足立区の東淵江小学校5年生のクラスで、10月28日、半数以上の生徒が宿題を忘れたのを怒った担任K女教諭が、廊下に立たせ「宿題を忘れるようなずるい気持ちを直してやる」と忘れた生徒の教科書とノートを取り上げて破り、バケツの中で実験用アルコール・ランプに火をつけ燃やしはじめた。宿題をしてきた生徒は燃やすのを手伝わされ、約2時間にわたり、「こうされても口惜しくないのですか」「見せしめのためにするのです」などと怒りながら、宿題を忘れた28人分の教科書とノートを焼き捨てた。
 これを聞いて驚いた父兄が「教育者として許せない行為」と抗議すると、K教諭は「宿題を忘れるのは家庭のしつけが悪いからです」と逆になじる程。K女教諭は埼玉大を卒業、3年前から同小学校で教鞭をとっていたが、一部の話ではこれまでも授業中にタバコを吸ったり、教壇に花がかざってないと生徒に八つ当たりするなど好ましくない行為もあったという。父兄らはK女教諭に休職勧告を決議した。
(毎日新聞11・4夕刊)
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