依然学生犯罪トップ、目立つ中学生 朝日新聞引用

1959年05月28日 (昭34)
京都府
 東京都内でこの1年、警視庁が扱った問題少年の数は21万4000余人で、前年比5.5%増。都内の少年人口(6~20歳未満)242万余人だから、10人に1人が警察の厄介になった勘定。そのうち刑法犯は1万9700余人、不良行為は20万人弱。刑法犯の筆頭は学生で7500余人(38%強)勤労青少年7400余人、残りは無職。勤労者と無職は共に2%減っているのに対し、学生は3.4%増。
 学生の内訳は中学生が圧倒的に多く4500余人(6割強)、高校生1800余人、小学生940人、大学生210人。前年にくらべ中学生が1割以上も増加して、他の学生が減っていることから、最近の非行少年の年齢層はハイ・ティーンからロー・ティーンに下降しているという「通説」が実証されたわけ。
 前年との比較で目立つのは婦女暴行が111人(前年50人)で、特に中学生が前年の7人から47人と7倍で驚くべき増加。高校生も8割増。この他強盗、脅し、わいせつ、知能犯なども中学生の進出が目立つ。不良行為をみても中学生の増加は異常で、喫煙では前年の7割増で1700余人が補導されている。放火は9割増えているが、この犯罪だけは小学生が8割弱を占めている。
(朝日新聞5・28)
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