制服の売春 毎日新聞引用

1960年03月27日 (昭35)
東京都
 東京・江戸川小岩地区で、同地区の中学校卒業式を警戒中の私服警官が、不良グループを補導中に二人の女子中学3年生(14)が売春していることを突きとめた。二少女は若いチンピラから中学生までを相手に、代金三百円で体を売り、不良グループから客の斡旋まで受けていた。
 警視庁防犯部の調べでは、昨年売春容疑で補導された少女は497人。うち14歳5人、15歳19人、16歳41人。ポン引きの手先をしていた少年は15,6歳各1人、17,8歳各2人、19歳11人の計17人。昨年ごろから都内の「少女売春」が多くなり、今年になって小学6年生が売春していた事件も起こっている。これらの少女たちは学校も欠席がちで、家庭的にも問題の多い特殊な子だという。
 評論家神崎清氏の分析では、「少女売春」には三つの類型があり、(1)家庭が乱れている場合。(2)ぐれだした少女が、グレン隊の兄貴分に接近して「あねご」株になろうとする場合。(3)小遣い欲しさにやる場合。
(毎日新聞 1960年3月27日)
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