子供の犯罪、親の無関心が最大原因 読売新聞引用

1960年04月12日 (昭35)
東京都
 厚生省が、教護院在院児童4481人の不良化の原因を調査したところ、精神薄弱、性格異常など、本人によるものはわずか10%で、家庭の構成に欠陥があったもの1944人、しつけが不適当なもの803人、その他で、計3731人と全体の83%に及んでいた。しかも、本人によるものの中でも、親の影響で異常を起こした例も多い。
 4月に東京でおきた、12歳の小学生と14歳の中学生の自動車強盗事件も、2少年の親は極端に子供の教育に無関心であった。そこで、警察とは別に児童福祉の面から、犯罪防止策を検討している厚生省は、経済的「貧困家庭」ではなしに、生活はどうにかやっていけるが、親が児童の教育に全く無関心な「崩壊家庭」に問題があることを突きとめた。このため、全国の児童相談所に「崩壊家庭」の親の指導を専門にする係員を置き、どうしてもダメな親なら、子供を養護施設に入れる積極策もとる方針。
(読売新聞4・12)
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