19歳がピストルを奪うため警官毒殺

1961年05月31日 (昭36)
熊本県
死者:1人
 熊本県熊本市の派出所で、写真現像業の平徹雄(19)が巡査(33)を殺害、さらに1.2キロ離れた場所でタクシー運転手も殺害して逮捕された。
 商売がうまくいかずに10万円の借金ができ、強盗をするためにまずピストルを奪おうと警官殺害の計画を立てた。薬局の友人から青酸カリを手に入れ、事件の前日に派出所に行って巡査と知り合いとなり、深夜に毒入り缶ジュースを飲ませて毒殺、制服を脱がせて自分が着込み、ピストルと警察手帳を奪って派出所前からタクシーに乗って逃亡しようとしたが、運転手に怪しまれたため射殺したもの。レイプの前科もあった。逮捕時に「猫を殺したのも同じ気持ち。何も後悔していない」と語る。
 元警官で町会議員も勤めた父親は躾に厳しくたびたび殴られた。中学までは成績もよく読書好きで生徒会長も勤めていたが、高校生になってからグレだし、1年生の時に本を万引きして中退、写真現像店をはじめた。
 昭和38年5月死刑確定。昭和44年1.18死刑執行。
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