昭和36年 10代右翼を厳重監視 青少年非行・犯罪史資料引用

1961年01月?(詳細日付不明) (昭36)
 警察庁は右翼テロ防止のため、全国の右翼担当警官を増員、過激な右翼の動向の調査・取り締まりを厳重に行なうよう通達した。右翼は全国で350団体、約3万人おり、このうち行動右翼は23団体、11000人。安保闘争など革新系が人海戦術に出ているのに対抗、「赤色革命に備え命を惜しまない、青年行動隊を育成しよう」と特攻隊的な少数精鋭主義が昨年秋ごろから活発となり、塾組織で青少年をみっちり教育している。浅沼・嶋中事件以来、“右翼かぶれ”の少年の上京が相次ぎ、家庭・学校・職場などに協力を求め、過激な少年の発見を務めるとともに警察に「防犯相談」の窓口を設けている。
(青少年非行・犯罪史資料2 刊々堂出版社 219P)
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