危険な手製銃が流行 朝日新聞引用

1962年02月22日 (昭37)
 ガン・ブームのあおりで、少年たちの間で手製銃が流行、それに伴う事故が急増。この手製銃遊びは、工事現場から拾い集めた電池や、水道のパイプを銃身にして、木の台座に固定、2Bや水爆花火を爆発させ、ビー玉の弾を飛ばすもの。30~50メートルも飛び、かなりの威力がある。警視庁管内で一昨年、この遊びで補導されたものは6人だったが、昨年は65人。今年になってからも、江東区の小学3年生が装てんした火薬が爆発、両眼に大ケガしたり、火薬から火事になるなど10件を越える事故が起きている。銃作りの動機は、テレビの西部劇をみて(37%)が多く、その他は、他人の持っているのをマネたとか、ガン・ブームに刺激されてなど。ほとんどが中学生。あぶない遊びなのにもかかわらず、子供たちが銃を作っている現場をみながら、注意しない親が40%もおり、警視庁では「地域全体が関心を持ち、遊びの現場を見た人が注意して止めよう」とのキャンペーンを始める。
(朝日新聞2・22)
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