女高生の痴漢被害、3人に2人 毎日新聞引用

1962年08月23日 (昭37)
 警視庁防犯部は、痴漢の実態を調べるため、女子高校生300人から無記名のアンケートを求めた。その結果、3人に2人もの被害を受けていながら、ほとんどの人が警察に届けていない。
 被害を受けたもの64%の192人。このうち2回以上61人、3回以上45人。痴漢のシーズンは夏(半数近く)、春、冬、秋の順。学校の行き帰りが最多。ねらわれた場所は朝夕の通学電車の中、次いで人通りの少ない路上。襲われたときの状況は「胸や腰にさわられた」「手を握られた」「抱きつかれた」「スカートをまくられた」など。ほとんどの人が「恐ろしくて声も出なかった」「困ってどうすることもできなかった」という。95.6%の人が「恥ずかしかった」などの理由で届け出ていない。
 犯人像は10代の学生が多く、ついで20代の会社員・工員。
(毎日新聞8・23夕刊)
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