寄宿舎を脱出して比島選手と醜行 三輪田高女生等九名 国民新聞引用

1930年06月03日 (昭5)
東京都
極東オリンピツク競技会の裏に神宮の神聖を汚し国際的な恥辱を残した女学生の風紀問題について、警視庁並に四谷署ではその後引つゞき調査を行つてゐるが、女学生の頽廃的な、そして大胆な開放的態度は意外に露骨なものがあり、取調べの係官も驚いてゐる、教育界の元老三輪田元道氏を校長とする三輪田高等女学校の寄宿舎生が、ヒリツピン選手と風紀を紊したのを取調べたところ、同校生徒山田はる(18)(仮名)齋藤よしえ(15)(仮名)竹内みち(17)(仮名)と判明三十日午後七時半頃三名は寄宿舎をぬけ出し、神宮外苑でヒリツピン選手と風紀を紊してゐたもので、中には英語で選手にあてた手紙、サインブツク等を持つて居り、選手にあてた手紙は警視庁で押収したが言語に絶する様ないかがはしい事が書いてあり、当局でもあまりの醜熊に驚き、二日午後二時警視庁に本人並に父兄を呼び出して江口捜査課長自ら取調べることになつたなほ教育界の大問題として学校当局に厳重な警告を発することになつた、此のほかにも東京女学館横濱和英女学校、仏英和女学校の生徒各二名づゝ六名も検挙取調べを受けた。
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