週刊誌の強姦場面を地で行った18才の少年と成人との強姦事件

1965年03月09日 (昭40)
京都府
 トラックの助手をする18才の少年Aは、同トラックの運転手である21才のBとともに、会社の事務所に誰もいないのを幸いに、昭和40年3月9日午後1時半ごろ、かねて読んだ週刊誌に出ていた強姦の手口を想起し、それを実行に移そうと相談した。そこで、近くの喫茶店に電話でコーヒー2杯を事務所の2階(6畳の間)に持って来るよう注文した。少年らは、コーヒーの空茶わんを女店員がとりに来たところを襲うつもりで、部屋に布団をしき、おどかすために刃渡り11センチのナイフを畳に突き刺して待っていたが、一向に空茶わんを取りに来ないので、たえられずに、同日午後2時半ごろ再びジュ一ス2杯を注文し、出前に来た女店員(18才)を強引に部屋に引きずり込んで、泣き叫んで抵抗する同女を強いて姦いんしたものである。少年たちは、職場で聞く先輩や同僚のわい談に刺激され、俗悪な週刊誌を読むようになったが、そこに描かれていた一つのストーリーを模倣したと供述していた。
 少年Aの家庭は両親揃っているが、父は数年前に交通事故で頭部を打ちその後遺症がある上、妹3人、弟1人の7人暮しで、生計も苦しかった。(京都府) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。
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