児童殺人、死体遺棄事件

1965年09月09日 (昭40)
石川県
死者:1人
 大工見習の少年(16才)は、昭和40年9月9日午後1時30分ころ、顔児知りの小学校5年生の児童(10才)から金銭を喝取しようと、甘言を用いて人通りのない神社裏に連れ込み、金銭を持参するよう要求したが、断られたため手拳、棒等で強打して失神状態におとし入れ、3メートル崖下の同神杜奥本殿土台石に突き落して殺害し、さらに神社拝殿床下に引きずりこみ、柱に藁縄、ロープ等でしばって隠匿遺棄した。
 本人は3男として出生後、両観に養育され、中学卒業後父のもとで大工見習として働いていたものであるが、小学校3年生ごろから小学校5年生までの間、左足の疾患のため殆んど通学せず、知能程度も低かった。中学3年当時、友人とともに窃盗を行ない、保護観察中であった。性格的には怠惰で、仕事が嫌になると無断で家を飛び出して窃盗、詐欺を行ない、また野宿して、何日も帰らない等放浪癖を有し、一見無口で小心者のように見えるが、友人と口論等すると「殺してやる」と怒号するなど、激情的な面もあり、罪悪意識も低かった。(石川県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。
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