19歳が警察装い銃を騙し取る

1966年08月09日 (昭41)
神奈川県
 神奈川県横浜市中区の元工員の少年(19)が、8日に自衛隊の三尉と名のり「銃が不正流失しているので調査のため」と警察を騙し銃砲所有者台帳を閲覧、9日に横浜市中区の会社員や会社社長宅などから「警察の者だが調査のため貸してくれ」とライフル銃2丁と実弾40発を騙し取ったが、11日に自首した。
 父母とは死別して祖父母に育てられ、窃盗事件により高校中退、3度盗みを働き少年院に送られていた。「綾小路利麿」と名のり華族の二男と称し、近所でも礼儀正しい良い人と評判だった。ガン・マニアだったが非行歴のため銃所持も自衛隊入隊もできずに犯行に及んだもの。「勝利かしからずんば死あるのみ。私のような人間のクズは警官のピストルで撃たれるのが本望です。銃器が大好きな私。弾丸で死ねば絞首刑より幸せです。私は精神異常だと思います」という手記を書いていた。
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