大学生らによる輪姦(強姦致傷)事件

1966年08月17日 (昭41)
京都府
 C大学2年生のN少年(19歳)は中学時代からの仲間であるR大学2年生のT少年ら6名と、通行中の婦女をドライブに誘って輪姦することを共謀し、昭和41年8月17日午後7時ごろ市内を通行中の店員Y子(16歳)ら3名を呼びとめ、コーヒーをおごって安心させたうえドライブに行こうと誘って河原に連れだし、7人でとりかこんで輪姦しようとしたが2人は逃げ出したので、Y子だけを交互に姦淫、処女膜裂傷治療10日間の傷害を与えた上、少年らは東京方面に逃亡する際犯行をくらますためY子を強制的に家出させ同行したものである。
 少年らは中学時代からのグループで非行性はとくに表面化していなかったが、1人ではできにくい非行を集団の力で行なおうとする現代少年の心のひずみが端的にあらわれたものであり、また、ドライブという魅力に不安を抱かず安易に同調した被害者の態度にも問題が含まれているといえよう。(京都) 警察庁「少年非行の実態」引用。
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