職場のわい談に刺甘されて強姦致傷を犯した勤労少年

1966年09月04日 (昭41)
長野県
 中学侍代から婦女に暴行を加える性癖を持つE少年(18歳)は、昭和41年9月4日午後1時30分頃自転車で堤防上を通行中、やはり自転車で通行中の中学生A少女(13歳)を認めると、日ごろ職場で先輩から聞かされているわい談を思い出してこれを強姦しようと思い、先まわりして待伏せ、甘言をもって桑畑に誘い「ズボンをぬげ。」と申し向け、「いやだ、助けて。」と泣き叫ぶ少女の首をしめるなど暴行を加えた上強いて姦いんし、全治10日間の傷害を与えた。
 この少年は内向的で自制心が乏しく、中学校時代から婦女に異常な関心を持ち性的不良行為を重ねていたのに、保護者は少年の監護について全く関心がなく、有害な雑誌など読むに任せており、職場でも先輩が無思慮に露骨なわい談を聞かせ、少年の非行に一そうの拍車をかけたものと認められる。(長野) 警察庁「少年非行の実態」引用。
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