17歳の無職少年と中学生による強盗事件

1966年11月28日 (昭41)
大阪府
 一定の職にもつかず、家庭でぶらぶらしていたT少年(17歳)と、怠学して家庭に寄りつかない中学3年生のM少年(15歳)は、大阪方面に遊びに行く旅費にあてる目的から、かねてから内部事情を知っている質屋に強盗に押入ることを計画、昭和41年11月28日午後8時35分ごろ、0市内のH質店に客を装って侵入、被害者夫妻に刃渡り30センチメートルの柳刃包丁を突きつけて「金を出せ」と脅迫、両名を後手に縛りあげて質蔵の中に閉じ込めたうえ、営業所内の金庫から現金73,000円および男物腕時計2個を強奪した。T少年は、粗暴的な性格で窃盗、家出の補導歴があり、M少年も窃盗、恐喝、家出の補導歴があった。また、両少年とも実母と2人暮しの生活保護受給家庭で放任ざれている状態であり、同じような境遇にある2人が意気投合して交際しているうちに、大阪の方に遊びに行くことに意見が一致したが、その旅費がないところから、費用のねん出策を相談した結果本件犯行を敢行するに至ったものである。(北海道) 警察庁「少年非行の実態」引用。
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