19歳(満17~18歳)が老女を強盗殺人

1932年03月03日 (昭7)
岡山県
死者:1人
岡山県浅口郡の路上で夜8時、農業(19)が通行中の老女(60)を日本刀で斬って1円入りのサイフを強奪、男性(33)も斬って逃げるのを200メートル以上追い掛けてさらに斬って重傷を負わせて殺したと思って引き返し、老女が起き上がって念仏を唱えているのを見てとどめを刺した。

 小学校では成績優秀、読書好きで小説や日記を書いており、失恋したためカフェーに通い詰め女給と恋仲になって金が必要となり、年末に窃盗で逮捕されたが起訴猶予となっていた。父親とケンカが絶えず家出するため金を得ようと雑誌『新青年』の探偵小説をヒントに日本刀と鳶口を持って路上強盗を働いたもの。刑務所で自殺未遂を起こし、自ら死刑を望んだが、検事が無期懲役を求刑すると法廷でニヤリと笑った。この年の銀行員大卒初任給70円。
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