19歳(満17~18歳)が強盗殺人と自慢するため連続通り魔

1932年05月30日 (昭7)
奈良県
死者:1人
東京府北豊島郡南千住町の路上で夜、理髪師(19)が通行中の工事現場監督(44)の胸をいきなりナイフで刺して殺害、20円を強奪した。6.1に知り合った少年(17)に殺人を吹聴して実演を見せてやると、6.3の深夜0時に路上で工員(25)の胸を刺して重体にして腕時計と11銭を強奪、少年に「すごいだろう」と自慢して、30分後にコック(23)の胸を刺して重体にして逃走したがすぐに2人とも逮捕された。

 日本人陸軍大尉と朝鮮人女性の間に私生児として生まれ、4歳の時に父が死んだあと朝鮮で小学校を卒業、叔父の世話で横浜の中学に通い、叔父の理髮店に勤めたが、叔父が店を閉めて僧になったため5.29に横浜から上京した。朝鮮で行方不明の母を探す旅費を稼ごうとしたと自供。

 少年は奈良県桜井町生まれで父母と死別して上京、洗濯屋で働いていたが5.28に客の金2円を持ち逃げしていた。
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