16歳(満14~15歳)が連続放火で赤ちゃん焼き殺す 火の玉小僧

1933年07月26日 (昭8)
広島県
死者:1人
東京市王子区の小学校で、少年(16)が放火してすぐに逮捕されたが、小学校16校に放火して28万円の損害を与え、栃木県では民家に侵入し放火してから赤ちゃん(生後70日)が寝ていることに気づいたがそのまま逃走して焼死させていたことが判明した。

 広島県山県郡の生まれで、小5の時に気に食わない同級生の持ち物や弁当をたびたび盗んで隠し、教師に叱られたため教師宅に侵入して本や服をずたずたに切り裂いて退学、埼玉県の国立感化院武蔵野学院に入れられたが去年の9月に脱走、宇佐美レヴュー団に入ったがここも2ヶ月で辞めて、各地を放浪しながら放火を繰り返していた。小学校校長だった父親が自分の退学で辞職を余儀なくされ小学校に怨みを抱いたものだが、やがて騒ぎが面白くなったと自供。火の玉小僧と呼ばれた。この年の銀行員大卒初任給70円。

 昭和12年6.13に八王子少年刑務所を脱獄、翌日逮捕された。
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