高3ら6人の連続爆弾事件

1974年02月17日 (昭49)
東京都
 栃木県真岡市の警察署で、トランジスターラジオ型の爆弾が爆発、手に取ろうとした警察官(29)が左手を吹き飛ばされ、片目失明の重傷を負った。2月11日から2月17日までの間、県庁、デパート等5カ所に同様の爆弾が仕掛けられたが、爆発しなかった。1.27には宇都宮市の交番に火炎ビン4本が投げ込まれている。3月4日までに高校3年生(18)4人と高校2年生(17)が逮捕。過激派思想に影響を受け、採石場から盗んだダイナマイトで爆弾を製造したものとされた。
 革命思想を吹き込んだ主犯の高校3年生(18)は東京の大学に入学することが決まっていたが、家出して逃走、6年後に自首した。酒盛りをしていたモーテルで火事があり、消火して消防署に表彰されたが、校長には怒られたことを恨んで爆弾事件を起こしたと自供。革命思想とは関係がなかったことがわかった。全員が裕福な家庭だった。
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