高1らの桃色ストライキ事件

1934年10月29日 (昭9)
山口県
山口県山口市の山口高等学校で、1年生(満18歳前後)2人が料亭でジンゲル(芸者)をあげて酒を飲み、ジンゲル2人と料亭の娘を連れてタクシーで寮に帰ったが、寮に女を入れたということで2ヶ月の停学となった。うち1人が総務(寮の生徒代表)就任目前だったため不当な弾圧であると生徒が激昂、同盟休校となった。

 OBの斡旋も受け入れず、押し寄せた父兄百人以上とも面会を拒んでいたが、11.2の深夜0時に母親50人以上を寮に入れて5時間話してから崩れ、11.3の深夜0時過ぎに籠城を解いた。11.19にリーダー12人が無期停学など、56人が処分。

『あんそろじい旧制高校  第3巻』掲載の次期総務だった人の手記によると、ジンゲル遊びは学校公認でまったく問題なかった、校長は左翼弾圧を終えて次は右翼弾圧を狙い、右翼と間違われて自分が標的となったと記しています。
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