16歳が強盗殺人で死刑判決

1937年06月12日 (昭12)
長崎県
死者:1人
高知県高知市の荒倉峠で、少年(満16歳)が通行人の頭を斧で殴って殺害して現金26銭入りのサイフを強奪して逃走した。6.24に高知市の顔見知りの運動具店で、主人の妻(24)の頭をカナヅチで滅多打ちにして重体とし、現金116円を強奪して逃走、逮捕された。

 幼い時に母と死に別れ、父は長崎に行ったきり帰ってこず、叔父に育てられて高等小学校を中退してから職を転々としており、父に会いに行く旅費を稼ぐために強盗を繰り返していたもの。一審死刑だったが、二審で無期懲役が確定した。
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