17歳(満15~16歳)が祖父を強盗殺人

1942年04月06日 (昭17)
長野県
死者:1人
長野県埴科郡の農家で夜10時、少年(17)が押し入って祖父(77)の頭を丸太で滅多打ちにして頭蓋骨を打ち砕いて殺害、貯金通帳を強奪して逃走、4.24に満州国新京で逮捕された。

 父親は死んでおり、東京市王子区で母親とふたり暮らし。1年前に高等小学校を卒業して工員となったが不良となって1か月前に家出、各地で窃盗や詐欺を繰り返し、祖父が金を持っていることを知っていたため最初から強盗目的で侵入したもの。

 昭和17年3月に施行された戦時刑事特別法で二審のみの裁判となり、強盗は二審だが、尊属殺人は戦時刑事特別法に関係ないと三審請求の訴訟を起こし、大審院(現在の最高裁)で棄却された。
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