小5のいじめを描いた小説『長い道』

1944年02月01日 (昭19)
富山県
※2月という事しか日付は不明。
富山県下新川郡の小学校で、芥川賞作家の柏原兵三が小学5年生(満11歳)の時に疎開し、同級生たちから無視やからかい、リンチなどの激しいいじめを連日受けた。優等生で大人たちから評判のいい級長がリーダーとなって、いじめの指揮をしていた。いじめは疎開してきた余所者に対してだけではなく、級長が気に入らない相手に向けられ、怯えた級友は貢ぎ物をするなど媚びへつらっていたが、やがて級長もリンチやいじめを受けるようになる。

 柏原兵三は『長い道』で、事実に忠実に小説化している。藤子不二雄Aが『少年時代』というタイトルでマンガ化、同タイトルで映画化もされた。
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